サッカー好き集まれ(第9号：2004年12月 日独両代表サッカーチーム初親善試合)

ホームページのトップへドイツ好き第9号：日独両代表サッカーチーム初親善試合

最終更新　:　2005年1月

その他のサッカー情報は以下をご参照ください。

2004年ユーロ　ポルトガル大会
2004年アジア杯中国大会
2004年オリンピック　アテネ(サッカー)

2004年12月16日 : 日独両代表サッカーチーム初親善試合

ユーロ2004ポルトガル大会で決勝リーグ進出をかけたグループリーグ敗退の責任を取って、ドイツ代表監督ルディー・フェーラーが6月24日にドイツサッカー協会(DFB)のゲルハルト・マイヤー・フォルフェルダ会長と会談を行い、その後辞任することを発表しました。それからの後任人事はかなりもめました。というのは2006年自国開催でのW杯での優勝という高い目標を前にユーロ2004ではグループリーグ敗退というチームレベルの低さに、残された2年間でチームの力を上げるのは決して容易ではなく、誰もひきうけたがりませんでした。結局未経験で元ドイツ代表主将を務めたユルゲン・クリスマンが第9代ドイツ代表監督に就任しました。
そのクリスマン監督がドイツ代表を率いて最初のテスト旅行にアジアを選び、2004年12月13日〜12月22日までアジアツアーとして日本、韓国及びタイとの3親善試合を行いました。
実は日本代表とドイツ代表が代表同士で対戦するのは始めてで、2004年12月16日(木)横浜国際総合競技場にて"キリンチャレンジカップ2004"として行われました。この競技場はドイツにとって898日前(2002年6月30日)にW杯2002年日韓大会でブラジルとの決勝で0-2で敗退した因縁の場所でした。しかし前半こそ0-0でしたが、後半にはクローゼが2ゴール、バラックが1ゴールを決め3-0で日本を下し、クリスマン監督になってドイツ代表チームは5連勝を記録しました。ドイツと日本との力の差は歴然でした。

日本代表先発メンバーは以下の通りです。
GK:1　楢崎正剛、DF: 21 加地亮、2 田中誠、25 茶野隆行、14 三都主アレサンドロ、MF:15　福西崇史、29 稲本潤一(主将)、8 小笠原満男、16 藤田俊哉､FW:11　鈴木隆行、20 高原直泰
ドイツ代表先発メンバーは以下の通りです。
GK:1　カーン、DF:8　オボモイエラ、4 ベアンス、17 メルテザッカー、6 シュルツ、MF:15　エルンスト、19 シュナイダー、13 バラック(主将)、FW:14　アザモア、11 クローゼ、20 ポドルスキー

ドイツ主将バラックの得点後及び試合に勝って喜ぶドイツ代表です。

釜山での韓国代表及びバンコックでのタイ代表とのドイツ代表親善試合

2004年12月19日(日)には韓国の釜山で韓国代表との試合が行われました。
2002年Ｗ杯準決勝の再現となった一戦は16分に韓国が先制しました。ドイツもその8分後、バラックがペナルティエリア外からのFKを直接ねじ込んで1対1の同点で前半を折り返しました。後半はドイツが何度か決定機を迎えましたが、シュートはいずれもネットを揺らすことができませんでした。71分韓国が再びリードし、ドイツはその9分後にPKを獲得するもバラックが決められず、同点のチャンスを逃がしました。これで完全に波に乗った韓国は終了間際にも、1点を入れ韓国は0対1で敗れた準決勝の雪辱を3-1で果たしました。
クリンスマン監督は｢非常に失望している。我々は試合をコントロールしようとしたが韓国にリズムを狂わされ、しかも彼らにチャンスを決められてしまった｡｣とコメントしました。主将のバラックは｢移動やホテルで缶詰状態になるなど厳しい状況だったけれど、それを言い訳にはできないね｡｣と話していました。
さらに2004年12月21日(火)にはタイのバンコックでタイ代表との試合が行われこれは5-1で快勝し、アジアツアーは2勝1敗で帰国しました。

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